美味しいご飯の炊き方(土鍋編) | Country Owls

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美味しいご飯の炊き方(土鍋編)

#美味しいご飯の炊き方

はじめに

ご飯は炊き方によって、硬さ、粒立ち、艶が変わり、何倍にも美味しくなります。
どんな道具で炊くかによって、炊き時間や火の入れ方が変わってくるので、奥が深くて面白いです。

土鍋や羽釜で炊くのって難しく聞こえるけど、やってみると意外と簡単。
少し手間がかかるけど、いつも食べてるご飯が美味しくなること、間違いなしです。

お家ごはんをちょっぴり贅沢にするために、こだわってご飯を炊いてみるのはいかがでしょう!?

この記事では、筆者Junが研究した土鍋での美味しいご飯の炊き方を公開します!

レシピの後に、美味しくご飯を炊くためのポイントと、炊き方のこだわりを解説していきたいと思います!

土鍋での美味しいご飯の炊き方(レシピ)

水の量(目安)

お米の量やや硬め標準柔らかめ
1合(150g)180~190cc200㏄210cc
2合(300g)360~380cc400㏄420cc
3合(450g)540~570cc600㏄630cc
4合(600g)720~760㏄800㏄840cc
5合(750g)900~950㏄1000㏄1050cc

レシピ!土鍋での美味しいご飯の炊き方!

① お米を研いだらよく水を切って、土鍋に入れます。

② 分量にあったお水を入れます。

③ お米を浸水させます。夏場は約30分、冬場は約1時間。お米の色が満遍なく白くなったら炊き始めます。

④ 浸水後、火をつけ、中火~強火で8~10分かけて沸騰させます。沸騰するときに吹きこぼれる場合がございますので、十分にお気をつけください。(沸騰までの時間が短いと固く、長いと柔らかくなります。)

⑤ 沸騰したら、火を一番弱くして、5分間置きます。(お焦げをつけたい時は6~8分間置きます。)

⑥ 5分後、火を止めて、15分間蒸らします。

⑦ 蒸らし終わったら、蓋を開け、素早く軽く混ぜて、再び蓋をして1分置いたら、炊き上がりです!

実際に炊いてみよう!!!

上記のレシピで、いつもよりちょっぴりこだわって美味しいご飯を炊いていきたいと思います。
私は、お焦げが無いようほうが好きなので、火加減は慎重に炊いていきます。

土鍋の紹介

今回使う土鍋は、銀峯陶器 菊花 ごはん土鍋 (2合サイズ)

こちらの土鍋は、深底タイプで、蓋が二重になっています。吹きこぼれにくく、保温性も非常に優れていて、土鍋初心者の方でも、簡単にご飯を炊くことが出来ると思います。

しかも、お値段もお手ごろで、炊飯器よりも、本当に美味しく炊きあがります!!!

毎日、ご飯を炊かないけど、炊くときは美味しいご飯が食べたい方なんかにもお勧めです。
炊飯器がなくても、美味しいご飯が食べたいときに炊けるようになります。
私も、この土鍋にであってから、炊飯器の使用頻度がかなり減りました。

サイズや形もいくつかあるので、気になる方はぜひ調べてみてください!

なぜ、お米は研ぎ洗いをするのか?

それでは初めに、お米を研いでいきたいと思います。
お米は、カントリーアウルズ農薬・化学肥料5割減コシヒカリ!

美味しいご飯を炊くには、研ぐことが大切だと、よく聞きますが、
皆さんは、なぜお米は研ぐ必要がるのかしってますか?

近年では、精米の技術が向上して、無洗米も良くみかける用になりましたよね。
ひと昔前より、無洗米のお米も美味しくなり、好んで買われる方も増えたのではないでしょうか。

それでも研ぎ洗いをしたお米の方が美味しく炊き上がるには理由があるのです!?

お米を研ぎ洗いをする理由は主に2つあります。
一つは、目に見えないような糠やほこりを落とすこと。

それともう一つは、お米にうっすら傷をつけることです。

お米を研ぐと時、お米とお米がこすりあって、表面に傷がつきます。
それによって、水がお米の中まで浸透するようになるのです。

しっかりと水を吸水したお米は、艶やかに炊き上がります。
それ故に、研ぎ洗いをしたお米の方が、無洗米より美味しいと感じる人が多いようです。
(もちろん、研ぎすぎはお米に過度に傷がつくのでNGです。)

水温と浸水時間もこだわってみよう!

お米を美味しく炊き上げるには、なるべく冷たいお水を使うことも重要です。

夏場はともかく、冬は冷たい水で研ぐのって大変ですよね。

私はこういった研ぎ道具を使ってます。

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手で研ぐの変わらないぐらい綺麗に研げるのでお勧めですよ。
これが無ければ、真冬の米研ぎはできないかもです、、、

お米は冷たい水を使って炊いた方が、でんぷんが水に溶けだしずらく、しっかりとした味わいに炊き上がります。
少なくとも20℃以下の水を使うことがお勧めです。私の経験上10℃以下の水で研いで、浸水すると美味しく炊き上がります。
(さすがに2.9度は、めっちゃ冷たいです、、、さすが、雪山、古民家暮らし!)

浸水時は冷蔵庫にいれたり、氷を入れて炊き始める方もいますよ

浸水時間は夏場は30分、冬場60分と良く言われますが、これも水の温度によってまちまちです。

ここで重要なのは、お米と水が飽和状態になるまで、しっかりと吸水させることなんです。
飽和状態になるとお米が、半透明から真っ白にかわります。

しかしながら、お米は水が冷たければ冷たいほど吸水に時間がかかります。
夏場は1時間、冬場は2時間ぐらい浸水すると、完全に飽和状態に、、、

理想は冷たいお水で、完全に飽和状態にすることですが、そうするととっても時間がかってしまい、正直、毎日だと大変ですよね。
浸水させすぎということはないので、余裕があるときは前の晩に研ぎ時間を置くのもお勧めです。

私は、夏場30分、冬場60分を目安して、お米の白さ具合を確認しながら炊いてます。

今回は、こだわって炊いていくので、しっかり2時間浸水しました!

いざ、炊き始め!

浸水ができたら、いよいよ火にかけます。

はじめは中火~強火!

沸騰したらすぐに火を弱めます。
このとき、土鍋の形状では吹きこぼれやすかったりするので、目が離せません。
(蓋がカタカタ言い始めたら、沸騰する合図)

仮に吹きこぼれても、焦りは禁物!
吹きこぼれても、直ぐに最弱火にすれば大丈夫です!
もし、火が消えてしまったら、素早く台ふきでこぼれた汁を吹いて、再び火をつけて、最弱火にしましょう。

土鍋で炊くときは、火をつけてから8分かけて沸騰させるのがポイントです!

実は、鍋でご飯を炊くときの面白さはここにあります。最初の沸騰するまでの時間でお米の硬さが変わるんです。もちろん、水の量でも変わるんですが、表面の硬さと粒立ちが、この沸騰までの時間で変わります。

すぐに沸騰させれば、硬くパラっとした炊き上がりになります(沸騰まで5分以下)。

逆に、ゆっくり沸騰させると、少し柔らかく粘りが強くなります(沸騰まで10分)。

コシヒカリの土鍋炊きを色々試した結果、沸騰までの時間8分が一番バランスの良い炊き上がりになりました。
(今度、ほかの品種でも検証したいと思います。ちなみに、道具、羽釜や多重構造ステンレス鍋で炊くときは、沸騰までの時間や蒸らし時間が変わってきます!)

「はじめちょろちょろなかぱっぱ」という言葉あるように、ご飯の炊き方は、火加減が重要。
現代の調理器具では言葉通りにはいかないのですが、釜戸で炊いていた時代は、この言葉目安だったのかもしれません。
薪で火を起こす際に、過度な強火で早く沸騰させすぎないように、こういった合言葉できたのでないかと、想像しています。

沸騰したら、最弱火にしてで5分はかります

この5分は、土鍋内の温度を高温に保ちつつも、水を蒸発させずぎないことを考えてこの時間になりました。
もし、焦げ目を少しつけたい方は、1分ぐらい長く最弱火で火をつけておくと、お焦げができます。
*ただし時間を延ばすとアッという間にお焦げができるので、火のかけすぎは注意です。

5分たったら、15分蒸らし時間。

火を使うのはここまでなので、鍋敷きを敷いて、テーブルの上に移動させても大丈夫です。

15分たったら、蓋を開けて、素早くかき混ぜます!
*蓋はまだ、あっつあっつなので、注意です。

なるべく熱を逃がさないように意識ながら、天地返しするイメージで混ぜていきます。

混ぜて、再び蓋をして、1分ほど蒸らしたら、ついに炊き上がりです!!!

実食!!!つやつやご飯!!!

控えめに言って、めっちゃ美味しく炊き上がりました。
粒立ちが、最高です!!!
お焦げもなく、白く美しく炊き上がりました。

しっかり浸水させたので、艶もいつも以上!!!
目玉焼きに醤油を垂らして、がっつきました。
はしがとまりません、、、

まとめ

土鍋でご飯を炊くと、美味しくてついつい食べ過ぎてしまいました。

白いご飯が美味しく炊く食べたくなる日ってありますよね!?
そんな日に、つやつたご飯を炊いて、好物のおかずと一緒に頂く、贅沢お家ごはんはいかがですか?

今回は、コシヒカリを炊くレシピでしたが、お米の種類によっては炊き具合も少し変わると思います。また、土鍋の種類もいくつかあり、より簡単にご飯を炊くことができる鍋も存在します。
今後は、いろんな品種のお米と、違う種類の土鍋も使って、美味しいご飯の炊き方を検証していきたいと考えています!!!

とは言え、このレシピで炊くご飯は本当に美味しいのでお勧めです。
鍋料理によく使われる浅底の土鍋でも、とても美味しく炊き上がるのご安心ください!!!

ぜひ皆さんも、少しこだわって、ご飯を炊いてみてください。
食の幸せ度が上がること間違いなしです!!!

今回炊いたお米、カントリーアウルズ農薬・化学肥料5割減コシヒカリの詳細はこちら
↓↓↓

この記事の著者

Jun

1992年1月5日愛媛県で生まれ、東京都目黒区祐天寺で育つ。アメリカ、カンザス州に留学の経験がある。外資系アパレル会社、広告代理店に勤める中、27歳の時に自身の生き方に疑問を持ち、東京脱出を決意する。移住地を探す中、新潟県上越市柿崎区の小さな集落、水野・下牧・平沢と運命的な出会いをする。28歳の時に移住して、まずは上越市の地域おこし協力隊に着任。3年間の任期を務めた後、Country Owlsで2年間の農業研修を受け、2025年春、妻Erinaと共に、認定農業者デビュー。

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